不意の出来事ときっかけ

以前、仕事帰りの夜道で突然声をかけられたことがある。
全く予想していなかったために最初声をかけられたことすら理解できなかったのだが、その相手を理解して更に硬直してしまった。
ボサボサの乱れ髪に履きつぶした靴、洗濯のされていない服と手から下げる大量の潰した空き缶の入ったビニール袋。
どういった人なのかひと目で分かり、すでに日が沈んだ帰り道、すっかり暗くなっていたということもあり一瞬にしてパニックに陥ってしまった。
「もう四日食べていない、一食分でいいから恵んでほしい」的なことを言われ、下手に絡まれるよりはとそのまま小銭をいくらか渡して逃げるようにその場から離れた。
電車を乗り継いだ段階で落ち着こうものだが家に帰るまで気が気でなかった。


思わぬきっかけに+1!

関連キーワード

関連ページ

不意の出来事ときっかけ
以前、仕事帰りの夜道で突然声をかけられたことがある。全く予想していなかったために最初声をかけられたことすら理解できなかったのだが、その相手を理解して更に硬直してしまった。ボサボサの乱れ髪に履きつぶした靴、洗濯のされていない服と手から下げる大量の潰した空き缶の入ったビニール袋。どういった人なのかひと目で分かり、すでに日が沈んだ帰り道、すっかり暗くなっていたということもあり一瞬にしてパニックに陥ってし
再確認からの調べ事
落ち着いたのは家に帰ってからである。そうしてからいろいろ確認して気になったのが、大量の空き缶の入ったビニール袋だった。一体何に使うのだろうかとしばし考えて、そうした鉄くずを買取るところがあるというのを思い出した。私にとって縁がなかったため何かの折に耳に挟んだ程度だったが、空き缶などもその対象だったはずだ。調べていれば気も紛れるかと思って検索してみると、アルミスクラップという分類でアルミ缶がキロ90
リサイクルの視点から
アルミなどは身近な金属だが、希少な金属であるために回収されている品物もある。パソコンや携帯電話の基板などがそれで、レアメタル(この呼び方は日本特有のものらしく、海外ではマイナーメタルなどと呼ばれる)のために回収がなされている面があるだろう。モニターやテレビなども買取の対象となっているが(単価はピンキリのようだ)これらは基板にレアメタルが使われているためだ。また、一時期中国がレアメタルの輸出制限をす
鉄くず? それとも希少資源?
個人として見れば利用価値の無くなったものであっても、産業的な面から見なおせばそれは立派な資源となるわけだ。これが買取などが行われる理由であり、成立する理由でもあるだろう。個人にとっては無用の代物であり、引き取ってもらえるだけでも助かるという人もいるし、個人で集めて工場に買い取ってもらうことを目的としている人も居る。回収にコストを払ってでもほしい企業などもあるだろう。そうした様々な部分がからみ合って